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アイエム 歴史上の偉人のお話
No.19 「飲酒は罪ですか?」の答えを浄土宗の開祖・法然に聞いてみたら
「法然」は、平安時代末期から鎌倉時代初期の日本の僧侶で、浄土宗の開祖。歴史の教科書で一度は聞いたことのある名前かと思います。
法然は若かりし頃、自身の父親を暗殺で亡くしました。仇討ちに向かおうとする法然に、父は「仏道を歩み、安らぎの世を求めよ」と復讐をしないよう遺言を残します。
比叡山に入りその非凡な才能を認められた法然でしたが、名利を求める学業を嫌い「慈眼房叡空」の草庵に入門。やがて法然は、ただ念仏によってのみ阿弥陀仏の救済にあずかることを広めました。
ここで注目したいのが、その戒律の守り方です。
法然自身は厳格でしたが、人々には戒律を厳しく守ることは強要せず、むしろ戒律を守れない人間こそ、救済されるべきなのだと考えていました。
さて冒頭の飲酒の問いですが、法然は『百四十五箇条問答』において、こう答えています。
『まことにはのむへくもなけれとも、この世の習い』
( 意味:酒は飲まないにこしたことはない(法然自身は絶対に飲まなかったそうです)が
この世の風習だから仕方がない)
法然の人柄と人生からにじみでる、実に人間の温かさを感じさせる答えです。
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