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アイエム 歴史上の偉人のお話
No.6 「一番おいしいものは塩。一番まずいものも塩」
徳川家康が本多忠勝、大久保忠勝ら側近の剛の者らを集めて種々手柄話などをさせた後で、
食べ物について試問しました。
「この世で一番おいしいものは何か、それぞれの思いを述べてみよ」。
ある者は「酒」といい、ある者は「菓子こそ」という。またある者は「果物だ」と嗜好物をあげて言い争いました。
しかし、
いずれの答えにも家康は不満の様子。
やがて平素から評価していた局のお梶の方をさして
「そなたは何が一番おいしいと
思うかな」
と尋ねたところ、にっこり笑ったお梶の方は
「一番おいしいものは塩でございます」
ときっぱり答えました。なるほどと、初めて満足そうにうなずいた家康は、重ねてお梶に方に尋ねました。
「それでは一番まずいものは何か」。
「一番まずいものは塩でございます」。
「さすがお梶である」家康は彼女の聡明さに感心したといいます。
塩は味の素であり、あらゆる味を活かすものだから、
一番おいしいものに間違いない。またすべての味を殺すのも塩であるから、一番まずいものでもある。さらに直言すれば、本来塩はおいしいものでも、まずいものでもなく、
サジ加減ひとつで変化する。塩は味の材料にすぎないので、これをこなすサジ加減こそが味の素であることを道破した
ところにお梶の答弁が妙答として、万人をうなずかせたのでした。
健康も財宝も名誉も地位も幸福の材料にすぎず、これらを自在にこなしきることこそ、
人生の要諦なのかもしれません。
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