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秋～冬は、肺や大腸のトラブルが増える季節だといわれています。また最近では、春だけでなく秋の花粉症に悩まされる方も多いようです。くしゃみやぜんそくやひどくなる方もおられるのではないでしょうか？

朝夕の冷え込みに毛穴が閉じて…鼻・口・肺など呼吸器に負担がかかり、免疫力が下がる！

気温が高く、適度な湿度があると鼻やノドも潤い、免疫機能も十分に発揮されます。しかし秋～冬は湿度が低く空気が乾いているため、鼻や口、肺などの呼吸器がカラカラに乾燥してダメージを受けやすくなっています。 鼻やノドが乾燥すると、ウイルスや細菌などの吸着力が低下して免疫力が落ち、粘膜が炎症を起して熱を持ったり、腫れたり、さらにウイルスが繁殖すると、風邪やインフルエンザなどを発症しやすくなります。 また朝夕の冷え込みによって体の表皮（毛穴）が閉じてしまうことも、肺や呼吸器の負担になります。気温が高い時は、汗によって体の余分な水分を皮膚から体外に発散できますが、気温が下がって毛穴が閉じると、汗腺からの水分排泄が減り、それを鼻や口などの呼吸器が負担することになります。この余分な水分を発散しようとする体の反応が、咳やタン、くしゃみとなって現れるといわれています。

秋～冬の味覚を美味しくとって、呼吸器を潤しましょう！　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

梨：肺を潤して、咳やタンを鎮める
肺を潤し、熱を下げる働きがあり、ノドの乾燥や粘りのあるタン、空咳、炎症などをやわらげます。発熱時の軽い脱水症状の改善にも効果があるので、熱っぽい時は意識して食べましょう。また薬膳では、酒毒を解消する働きがあるとされ、二日酔いに効果があるので、お酒を飲んだ後に食べるといいですね。栄養学的にはカリウムの含有量が高い、ナトリウムを排出してくれるため、高血圧の予防にも効果があるとされています。

咳止めに、梨＆ハチミツ：皮付きの梨を半分に切って、種を取り除いてから蒸します。柔らかくなったらハチミツをかけて、実をスプーンですくって食べます。ハチミツにも乾燥を改善する効果があるので、梨との相乗効果で、ノドを潤し、咳を抑える効果大です！！

柿：熱をとってノドを潤し、利尿作用も。
ビタミンやミネラルが豊富で、利尿作用があります。熱を下げ、胃腸を強化し、口やノドの乾きを止める効果があるとされます。生で食べると、鼻や耳、気のめぐりが良くなり、疲労や衰弱を改善するともいわれています。ただし、体を冷やす性質が強いので、たくさん食べると、逆に胃腸の消化機能が落ち、下痢や腹痛の原因にも。そこで昔から、柿を天日に干して食べたのですね。干し柿はさらに血液の滞りを無くして、シミやそばかすを改善する力も加わります。干し柿に付いた白い粉は、肺の熱を冷まし、乾きを止め、タンを除き、ノドの腫れ物にも効果があります。

老化防止に、柿＆レモン：むいた柿にレモン汁をかけて食べます。柿に含まれるビタミンＣとベータカロテン、レモンのビタミンＣとクエン酸が抗酸化作用を発揮。老化を防いでくれます。