共働き家庭の新1年生が絶対に出来るようしておくこと
2月になると新1年生の保護者向けの入学説明会が開催されます。
小学校の先生方から入学前に準備する事、出来るようになっておく事の説明があります。
道具類の用意、名前付けから、お勉強、生活面での準備と子供も親も大変です。
入学準備のリストとワーキングママのリスト
ただでさえ時間がない、共働きのワーキングマザーにとっては、大きなタスクがやってきます。仕事に加え、数々のTO DO リストをひとつづつチェックしていく生活の始まりです。
大丈夫か? 乗り切れるか? と不安になり、ストレスもどんどん溜まる、仕事・家事のルーティーンにプラスして大量の追加作業、名前書きは深夜遅くまでかかり、普段からも睡眠不足なのに、睡眠時間は更に短縮し体調を崩すママもでてきます。
[一般的な入学準備のリスト]
・道具編:文房具、上履き、体操服、給食袋、名前シール、防犯ブザー・・・
・学習面:ひらがながかける、数を数えられる、人の話をきちんと聞く・・・
・生活面:あいさつ、返事をする、ひとりでトイレに行く、通学路を覚える・・・
[ワーキングママの追加入学準備]
・学童でつかう道具の準備:連絡帳、上履き、置き傘、お弁当・・
・学校から学童へ、学童から自宅までの道順を覚えさせる
・緊急連絡先(両親の携帯や会社の番号等)カードを作る
一般的な事だけでもハードルが高いのに、ワーキングマザーの新一年生はさらに大変。
そして「小1の壁」がそびえ立ちます。
「小1の壁」は高い
保育園で年長さんになり、子供もお兄さんお姉さんになって年々減り手もかけることが減り、生活のリズムも落ち着いていました。
しかし小学校入学で、また一からの仕切りなおしです。
ワーキングママのほとんどのお子さんが、保育園から学童に移行します。
ここで「小1の壁」がドーンと立ちはだかります。
急な残業でも、たとえお迎えに遅れても、今までは延長保育というありがたい制度を利用でき、保育園によっては補食まで出してもらえて手厚くサポートされていましたが、学童では延長保育はありません。言い方は悪いですが、子供達は時間になれば追い出されるのです。ママは職場の時短制度も、小学生になったら利用もできず厳しい現実が待ちかまえます。
入学前の春休みの毎日のお弁当も、お弁当作りに慣れていない保育園ママにとっては大きな大きな負担です。
大丈夫。
不安にならないで。
わが子が自分で安全に帰れるようになるまでの少しの我慢です。
とりあえず自宅~学校~学童~自宅といければなんとかなります。
でも、「絶対にできるようにしておくこと」があります。
「絶対にできるようしておくこと」
それは、家の「鍵の開け(締め)」です。
今まで毎日、パパママやお迎えの人と一緒に帰宅し、家の鍵は自分で開けず中に入れました。
実は、鍵の開け閉めは、大人にとっては簡単でも、子供にとってはとても難しい作業なのです。
鍵を鍵穴に入れて回すだけですが、上下間違って挿したり、くるくる回したり、途中で訳がわからくなり解錠しては施錠するを繰り返します。
こうなるといつまで経っても、家には入れません。
どうか入学前の3月になったら、子供用の鍵を作り、毎日毎日子供に鍵を開けさせる練習をしてください。
ちょっとうちの子は不安だな、と思われる場合は、あらゆるツールを使い問題回避しましょう。
現在の鍵穴部分を電池式のオートロックに変える。
鍵が必要ないから、鍵を忘れた場合も安心です。
ドアを開ける際は、ICカードをタッチするか、暗証番号を入力してロック解除します。
子供のことだから、カードを持ち忘れて締め出されることもあるので、どちらかというと暗証番号を登録しておく方が安心です。
4~12桁の暗証番号が登録できるので、お子様の誕生日などを覚えやすい番号を登録します。暗証番号は変更簡単なので、定期的に変えたらセキュリティー上も安心です。
オートロックの良いところは、鍵を持ち歩く必要がないだけでなく、ドアを締めたら自動的に鍵がかかることです。子供は、鍵を開けて家の中に入ったら安心して、内側の鍵を締めることを忘れてしまいます。
鍵っ子(古い言い方ですが)の女児を狙って、帰宅直後、鍵かけずに留守番をする家を狙い不審者が家に侵入する犯罪もあります。
こちらのオートロックは、後付けタイプなので、現在お使いのドアに取り付け可能です。ご自宅のロックが対応品であれば、シリンダー交換だけなので、賃貸物件であっても現状復帰が可能です。
管理方法もぬかりなく
鍵の開け閉めの他に気をつける事は、鍵の管理です。
登校前に忘れずに鍵を持って出る。鍵の保管場所を決める。
たまにランドセル側面に、キャラクターのキーチェーンと一緒に鍵をぶら下げている子供を見かけますが、これは絶対にやってはいけないこと。紛失だけでなく、犯罪者の標的にもなりえます。
鍵は紛失させない様に、必ずランドセルに固定して内ポケットに入れて外から見えないようにすることです。この際、キーホルダーのような物だと毎回外す手間があるので、玄関前で時間がかかり防犯上も良くありません。
理想的なのは、のびるキーチェーンやワイヤー、コイルに鍵をつけ、もう片方をランドセル内側に固定します。伸び縮みするので、ドアの鍵を開け閉めの操作時もスムースです。
但し100均などで売っている商品の中には数回使用すると、コイルが切れたり、延びきったりするものがあるので、お子さんに渡す前に必ずチェックしてくださいね。
これは賃貸マンションの内覧の際に使用される鍵保管ケースです。不動産屋さんが、お客様にお部屋を案内する際に、わざわざ大家さんに鍵を借りに行く手間を省くためのアイディアです。
中に鍵を入れて、建物の躯体等に引っ掛けて設置します。事前に登録した暗証番号のダイヤルを合わせると南京錠タイプのケースが開きます。
鍵を植木鉢の下に隠すなど、昔からのワザがありますがやはり防犯上不安ですよね。
鍵を忘れたときの保険のひとつとしておすすめです。
我が家の娘は、低学年の頃、鍵を持たず登校してしまい家に入れないことがありました。携帯も持たせてなかったので親にも連絡できず、困ったあげく、交番に行きおまわりさんに助けを求めました。警察からの連絡の電話に驚いてあわてて帰宅したものです。その一件があり、この鍵保管ケースを設置して合鍵を保管することにしました。
結局その後、オートロックを取付た為、鍵を持ち歩く必要がなくなり、快適な生活で鍵保管ケースの存在を全く忘れていました。
先日屋外に設置していたのを思い出して、10年ぶりにケースを開けてみたところ、写真のように中の鍵も無事で全く問題なく施錠解錠できました。
まとめ
日中働いてすぐに動けないワーキングママには、何重もの対応策が必要です。
頼れるツールをどんどん駆使しましょう。
そして最後に大事なの事は、万が一の非常時、子供が身を寄せさせてもらえる場所を確保しておく事です。日頃からご近所付き合いをして緊急事態時、子供が頼れるご家庭と良い関係を作っておくことが大事です。